2004/11/19

気持ち悪い言葉(2)

「善意の第三者」って法律用語的には「何も知らない第三者」ということなんだけど,パパじゃない人は「他人のためによかれと思って何かをする人」の意味で使っている。

『大辞林』によると法律用語「善意」の定義は次の通り。
法律上の効果を生じうる一定の事実を知らないこと。私法上、一般に善意の行為は保護され、責任は軽減されることが多い。

それにしてもなぜ「善意」がこういう特殊な意味で使われるようになったんだろうか。英語(というかラテン語)では bona fide,「善意の第三者」は bona fide third party だと思うけど,原語でももともと bona fide = good will のことをそういう意味で使っているのだろうな。
学生時代にちゃんと勉強してればわかったことだろうけど。

2004/11/18

気持ち悪い言葉

最近の朝日新聞のコラムで,「『御社』という言葉がとても気持ち悪い」といった内容のことを書いていた人がいた。それを読んで,自分もそうだったことを思い出した。大学生のころ就職活動中に周りの学生がそういう言葉を使っているのを聞いたのが初めてだったと思う。最初どんな字を書くのかわかんなかったなあ。もちろん想像はついたけど。いつのまにか,「おんしゃ」と打ち込んで「御社」と変換されても何の違和感も覚えなくなってしまった。

ちなみに土佐弁では「お前」のことを「おんしゃあ」(とか「おんし」とか)と言います。

あと気持ち悪いと思ったのは組織名に「さん」を付けること。リクルーターをやっているときに学生がおれの勤務先をさん付けで呼んでいるのを聞いて同情した。あんまり世間のこと知らないでこういう場所に出てきて,それで最初期に出会う勤め人がこんなのでご愁傷様,といった感じ。せめて「御社」と言えよ,とそのときすでに思うようになっていたが,さりげなく相手にわからせるというのは難しいんだよね。結局どうしたのかは憶えてないが。
今の勤め先では他人の部署名にさん付けする人たちがいるんだけど,ほんとにそういうの勘弁してほしい。慇懃無礼みたいに思ってしまう。

NEON BOY

及川光博バージョンの NEON BOY があるというのを耳にして,調べてみたら『流星』というアルバムに収録されているようだ。この曲がアマゾンのカスタマーレビューで誉められているし,ほかに忌野清志郎との共演もあるし,ちょっとそそられるなあ。でもCCCDなのか。
プロデューサーは元プレイグスの人。

2004/11/17

大学生の英語力

研究社『英語青年』2004年12月号(pp.10-11)より。
TOEIC運営委員会が2003年に出版した『TOEICテスト2003 -- DATA & ANALYSIS』によれば,2003年度の TOEIC IP テスト受験校は410校,受験者は219,069名で,得点平均は432点である。これを1年生と4年生で比較すると,1年生は382点,4年生は485点であるから,4年間でスコアがほぼ100点伸びるという計算である。(中略)一方,企業が会社単位で受験させた社員のIPテストの平均は461点,入社1年目の社員(大卒の新入社員と考えることができる)の平均は472点である。したがって,TOEIC IP スコアで見る限り,大学4年生の平均得点は新入社員の平均得点よりやや高い程度ということになる。また,TOEIC 公開テストのスコアによれば,大学生受験者151,552名の平均スコアは552点で,自ら進んで受験する学生の英語力は総じて高いものと推定できる。
(「大学生の英語力と到達目標」緑川日出子昭和女子大学教授)

このあと,企業が大卒新入社員に望む TOEIC の期待値は500点以上あるという TOEIC 運営委員会による調査結果が引用されている。

1年生から4年生までで平均で100点伸びるというのはちょっと驚き。高校までは一生懸命勉強するけど,大学に入ってしまえば必要な科目以外は勉強しないというのが当たり前かと思っていたから。でも必要があって勉強している人が受験しているのかもしれない。

2004/11/16

電子辞書に読み物を同梱

SII から出る学習用(といっていいと思う)電子辞書には,英語の物語が収録されている。
プレスリリース参照。
Oxford Bookworms というシリーズ。語彙・文法レベルで stage を区切ってある。書籍版は前からあるが,それを電子化して収録したものだろう。『トム・ソーヤー』や『クリスマス・キャロル』などが入っているようだが,当然ながら易しくリライトしてあるので,中学の2年生ぐらいから高校生までの学習用にいいだろう。

実はこういうふうに読む題材も辞書に同梱すればいいのではないかという提案を某所でおこなったことがあるが,あっさり実現した。

2004/11/14

Oh Yoko

ジョン・レノンが好きな人間のご多分に漏れずヨーコ・オノという人にはあまりいい感情を抱いていなかったが,ちょっと見直した。
近藤康太郎氏による記事。紙面では筆者がクレジットされていたが asahi.com では無署名になっている。
「(…)声がやはりいいですね。ビートルズのメンバーが部屋の外で雑談していても、ジョンの声だけ通った。人とコミュニケートする声なんです」
「世界は真っ暗ではない」 オノ・ヨーコさん

もうすぐあれから24年になるが,「ジョンが殺されたのは必要もないのにこの世界に舞い戻ってきたりしたからだ」なんて極端な意見も見かけたことがある(ビートルズ評論家として知られた香月利一が書いていた)。でも彼が殺された年齢に自分が近づいてきて思うのは,ヨーコという人を選んだことについても,空白期間のあと復活したのも,ジョンの中での必然というのは当然あったのだろうということだ。「それを多くの人に納得させられないのは表現者としての敗北だ」という批判もあるかもしれないが,一人の人間にそこまで求めることもないと思う。

相変わらずつまんないこと書いてるな,と自分でも思うが,これが実感だ。

なお,上記の香月利一氏は1999年に世を去ったらしい。かつて氏がジョンに対して述べたのと同様のことをぼくも香月氏に対しておこなってしまったのかもしれない。

2004/11/08

パッケージの問題

新聞をPDFで読めたらいいのにと思うほどには、書籍をPDFで読みたいとは思わない。でも、読み終わった本や雑誌をPDFで保存できればいいのにとは思う。(山田祥平のRe:config.sys「ITと書物の共存」

ryuzi_kambeの日記経由。これは誰もが待ち望んでいることだと思う。ただそれを実現する方策を探ろうとしている人がどれくらいいるのかわからないが。

もう10年くらい前になるかもしれないが,CD-ROM にパッケージメディアとしての可能性がまだ残っていた頃,よく売れたテキストのコンテンツって新潮文庫の100冊とかシェークスピア全集とかだったと思う。それは今でも同じだろう。いわゆる「全集」が,文庫本とデジタルデータ(汎用性の高いデータ形式のもの)で1つのパッケージになってるんだったら,今の豪華本仕様と同じ価格設定でも欲しい。売れるんじゃないの,マジで。買うよおれは。『池波正太郎集成』とか『辻邦生全集』なんかそういうので出してくれないかなあ。この2種類は欲しいけど,スペースの問題で購入に二の足を踏んでいるのだ。

ルースターズのボックスセットも買ったはいいけど,ケースの出し入れがめんどくさい。全集ものは往々にしてそういう問題が起こるけど,「バラバラにもできるパッケージ」を作り手はもっと追及すべきじゃないのかな。

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