2004/10/10
ソングブック
ニック・ホーンビィ『ソングブック』(新潮文庫)最高。
出世作『ハイ・フィデリティ』は小説だったが,その主人公に対する共感を,これはエッセイなのでストレートに著者に向けることができる。レコード狂あるいはポップ・ミュージック好きなら,自分の音楽の趣味について恥ずかしいと感じていることやひそかに自負していることを,この英国の白人中年男性が見事に代弁してくれていることに感激することと思う。
といってぼくの場合,ここで取り上げられた曲の中には知らないものも多かったのだけど,昔CDをレンタルしてカセットに落とし,カセットを聴かなくなるとともに忘れていったポップグループの名前が不意に出てきて記憶がフラッシュバックしたりした。Danny Wilson とか。ファーストに入っていた A Girl I Used to Know が好きだったなあ。
それで曲自体に対する評価は,たぶん著者と読者で微妙に(あるいは大幅に)異なっていることがあるだろう。それくらい個人的なことを書いてあるのだが,そこがまたいい。
感動したのは次のくだり。
ところで,カバー表4の解説には
なんて書いてあるけど,そんな箇所あったかなあ。気に入らないテープはぐちゃぐちゃにしてしまうようなことは本文に書いてあったけど。
出世作『ハイ・フィデリティ』は小説だったが,その主人公に対する共感を,これはエッセイなのでストレートに著者に向けることができる。レコード狂あるいはポップ・ミュージック好きなら,自分の音楽の趣味について恥ずかしいと感じていることやひそかに自負していることを,この英国の白人中年男性が見事に代弁してくれていることに感激することと思う。
といってぼくの場合,ここで取り上げられた曲の中には知らないものも多かったのだけど,昔CDをレンタルしてカセットに落とし,カセットを聴かなくなるとともに忘れていったポップグループの名前が不意に出てきて記憶がフラッシュバックしたりした。Danny Wilson とか。ファーストに入っていた A Girl I Used to Know が好きだったなあ。
それで曲自体に対する評価は,たぶん著者と読者で微妙に(あるいは大幅に)異なっていることがあるだろう。それくらい個人的なことを書いてあるのだが,そこがまたいい。
感動したのは次のくだり。
ぼくは年に二度ほど、過去数か月のあいだに気に入った新しい歌ばかりを集めた車内用のテープを作る。そして作りおえるたびに、もう次のテープは作れないんじゃないかと考える。でも、かならず次のテープは完成し、そのまた次が待ち遠しくてたまらなくなる。こういうテープがあと数百もあれば、人生は生きる価値のあるものになるはずだ。
ところで,カバー表4の解説には
そして今、自閉症の息子はすべての歌のすべての音を必死に吸収しようとしている
なんて書いてあるけど,そんな箇所あったかなあ。気に入らないテープはぐちゃぐちゃにしてしまうようなことは本文に書いてあったけど。
2004/10/09
吉祥寺
mhatta 氏の日記経由で野口伊織記念館を知る。
もう20年近く前に自分がよく通っていた店の多くは野口氏の作ったものだったらしい。まさにお釈迦様の掌の上で踊っていたことを今さら気づかされる。
ところで略歴のページを見ると,「西洋乞食」は昭和48年に開店しながらも,その後平成4年に開店した「武蔵野バー&グリル」が改名して「西洋乞食」になったことになるんだけど,自分の記憶と違う。「MARU」も場所や性格が昔と違うみたいだし,この2つの店も OUTBACK みたいに移転して全然違う店にしたのかもしれない。
こういうところで書くのも何だけど,ファンキーは思い出深い。3回ぐらいしか入ったことはないが,いちど1階の奥の窓際のテーブルに友人と2人で座ったら,階上で複数のウェイトレスが着替えをしているところが目に入って,もう上の空,という事件があった。なお,その後もう1回行ったらもう見えなくなっていたと思う。目を合わさないように必死だったけど見つかってたのかな。
もう20年近く前に自分がよく通っていた店の多くは野口氏の作ったものだったらしい。まさにお釈迦様の掌の上で踊っていたことを今さら気づかされる。
ところで略歴のページを見ると,「西洋乞食」は昭和48年に開店しながらも,その後平成4年に開店した「武蔵野バー&グリル」が改名して「西洋乞食」になったことになるんだけど,自分の記憶と違う。「MARU」も場所や性格が昔と違うみたいだし,この2つの店も OUTBACK みたいに移転して全然違う店にしたのかもしれない。
こういうところで書くのも何だけど,ファンキーは思い出深い。3回ぐらいしか入ったことはないが,いちど1階の奥の窓際のテーブルに友人と2人で座ったら,階上で複数のウェイトレスが着替えをしているところが目に入って,もう上の空,という事件があった。なお,その後もう1回行ったらもう見えなくなっていたと思う。目を合わさないように必死だったけど見つかってたのかな。
2004/10/05
井上富雄サイト
井上富雄サイトが移転・リニューアルしている。http://www.tomioweb.com/
「不定期コラム」なんてのがあって期待したいところ。サイトの名前は Cajun Moon の方がかっこよかったなあ。前のサイトのメインページの移り変わりはちゃんと保存されてあって見られるようになっているけど,その前にもうちょっと手作りっぽいサイトの時代があって,まだドメイン名もなくてどこかのISPのスペースだったんだよなあ。そのときにお薦めのレコード紹介ページなんかがあってよかったんだけど。
「不定期コラム」なんてのがあって期待したいところ。サイトの名前は Cajun Moon の方がかっこよかったなあ。前のサイトのメインページの移り変わりはちゃんと保存されてあって見られるようになっているけど,その前にもうちょっと手作りっぽいサイトの時代があって,まだドメイン名もなくてどこかのISPのスペースだったんだよなあ。そのときにお薦めのレコード紹介ページなんかがあってよかったんだけど。