2004/08/27

井上富雄

井上富雄のサイトCAJUN MOONの掲示板に下の記事と同趣旨のことを書き込んだら,御大から返事。うれしかったので転載というか引用しとく。
ありがとう 投稿者:井上富雄  投稿日: 8月27日(金)16時00分18秒

ロッキンオンのインタビューまだちゃんと読んでないのですが、
そのような事は言いました。まじで終わっているんです!

同じ書き込みの中に,11月6日下北440でのソロライブと9月10日原宿 BLUE JAY WAY での CAJUN MOON BAND のライブの告知もあった。サイト上ではほかにスケジュールを示すスペースもあるのに,そこにはこの情報がなくて,掲示板だけなんだよね。記事を更新したり新しいファイルを増やしたりといったこと自体が好きなわけじゃない人が運営しているサイトはどうしても,個人でも企業でも鮮度が落ちがち。Wiki か何かでファンにも更新できるようにしてほしいと一瞬思ったけど,そういうところはファンもあまり詳しくなかったりするから,いずれにしても更新頻度は落ちるだろうし,コメントスパムなどの心配もあるし,難しいことには変わりない。

なお CAJUN MOON BAND 井上富雄ソロのときのバンドは,ほかのメンバーが宮田繁夫,キハラ龍太郎,森宣之という顔ぶれで,ほとんどメジャーデビュー時のオリジナルラブ。

9/23追記:CAJUN MOON BAND については誤解していたので訂正。あと,第1段落のリンク先は移転したのでリンクをはずした。

2004/08/25

The Roosters Interview

『ロッキン・オン・ジャパン』9月号に,フジロック出演時のルースターズ4人へのインタビューが掲載されている。立ち読みした。ラストライブを終えたばかりの4人を直撃したインタビュアーは,山崎洋一郎。いま編集長だったっけ。

大江慎也は地元のFM局にも出演したりしているらしく,活動意欲が高まっている時期なのだろうか。
このインタビューでも「あと何回かやりたい」なんて言っていて,インタビュアーを驚愕させていた。読んだこっちも驚愕。それに対するあとの3人の様子が,もちろん3人ともそれを聞いてかなり引いていたようだけど,なんとなく関係をそのまま反映した感じでおもしろかった。池畑はもともと大江といちばん近しい関係にあったらしく,もともと今回の話も,大江がやるならというので最初に乗った人だけあって,またやろうという話があればやるみたいな雰囲気だった。花田は相変わらず何も考えてない感じ。井上富雄は,ルースターズ自体をはっきり「自分の中では20年前に終わったこと」「通過点」と片付けていた。ロックンロールジプシーズを真っ先に抜けたのもうなずける潔さ。やっぱこの人がいちばん好きかも。

で結局演奏の方はどうだったのかなあ。ROJでもすごい演奏だったと書かれていたけれど,

速い曲はBPMがオリジナルに比べて2/3ほどになっていて、
キーは2音近く下がっていました。
http://diary.hatena.ne.jp/d_imamura/20040803


というレポートもあるしなあ。「BPM が2/3」というのはさすがに話作りすぎじゃないかと思うけど。

というわけで,フジロックのことは自分の中ではわりとどうでもいい。それより気になるのはボックスだ。当然ながら予約した。アナログも付いてくるのは予定外だ。聴けないよ。決断の後押しになったのは,何と自分が経験したライブの音源が入ること。ひえー。「これじゃ寂しいんで前に詰めてください」のときじゃないと思うけど。

2004/08/21

We the Media

シリコンバレーのジャーナリスト,ダン・ギルモアの新刊 We the Media についての情報をいくつか。
これは,CreativeCommons の帰属-非営利-同一条件許諾でライセンスされていて,ウェブ上で全文が公開されている。日本語訳yuco さんが Wiki で始めていて,ぼくも気がついたところにちょこちょこ手を入れたりしている。これ中国語版(大陸なのか台湾なのか知らないが)の制作がいち早く発表されてて,日本語版もやってみたいなと思っていたのだ。

CreativeCommons によるインタビューとその日本語訳(やはり yuco さんによる暫定版)も読める。

また,ギルモア氏と関係浅からぬ asahi.com に,サンノゼ駐在の平和博氏によるインタビュー(上)(下)が載っている。2ちゃんねるのことを知っていたというのはちょっと驚いた。同書では取り上げていないそうで残念だが,残念がるくらいなら,ブログで草稿が発表されていた段階で要望すればよかったという話だ。ローレンス・レッシグは2ちゃんねるをあまり高く評価していなかったらしいが,その見解の相違はどこからくるのかもう少し詳しく聞いてみたい気もする。

2004/08/20

Ben Sidran

『レコード・コレクターズ』9月号はブリティッシュ・フォーク/トラッド特集に惹かれて買ったわけではなく(これもなかなか興味深かったが),今来日中のベン・シドランが第2特集という扱いで大きく取り上げられていたから。その内容は前回2002年の来日時のインタビューと7ページのアルバム・ディスコグラフィーだけだったが,なかなか楽しめた。
「ドクター・ジャズ」と呼ばれているというのは昔シティ・ロードでピーター・バラカンが書いていたと思うが,ジャズ研究者として Black TalkTalking Jazz: An Oral History といった著作もあるといった情報も知ることができた。

今回クレモンティーヌと一緒に回っているらしいが,ぼくがこの人のことを初めて知ったのも彼女の Spread Your Wings という当時CBSソニーから出ていた盤がきっかけだった。クレモンティーヌとの共演盤がもう1枚(Paris Walk)あり,ほかに自身のレーベル Go Jazz からの Cool Paradise を持っているだけだが,どれも素晴らしい。洒落ていて多彩な音楽性を持った人だというのはこの3枚だけでもよくわかる。Go Jazz は活動休止し,息子レオと Nardis というレーベルをやっているらしい。その1作目が Nick's Bump で,上述のディスコグラフィーには「どうやらベンは,再びグルーヴィー・ジャズに向かっているようだ」と書かれている(金澤寿和氏)。これも楽しみだ。

2004/08/19

日中関係

ARTIFACT ―人工事実― で「アジアカップを現地で見た人から見た『中国の反日』」という記事がまとめられている。

あまり興味はないんだけど,ちょうどアジアカップ決勝戦の直後ぐらいに見た記事で,実は中国政府の外交交渉力は日本政府より相対的に低いのだと書かれたものを読んだ記憶があるが,どこだったか思い出せない。日本政府は北朝鮮に対しては弱いみたいだけど,中国には強いのか。北朝鮮は中国に対して弱いとすれば,じゃんけんみたいな関係でおもしろいなーと思ったんだけど,日本よりも外交能力が弱い国があってそれが中国だなんて信じがたい。

2004/08/15

アイスランド

飯塚さんが20年前に亡くなった方の思い出話を書いている。
アイスランドで事故死した日本人といえば,永瀬正敏主演,フリドリック・トール・フリドリクソン監督の『コールド・フィーバー』を思い出す。このFさんの話をヒントに作った話かと思った。客死した両親の鎮魂のためにアイスランドを訪れた青年が,その旅の過程で自分の魂も変化させていくロード・ムービー。すごく主人公に感情移入して見たので,旅の目的を果たしたシーンでは涙が出そうになった。監督の出世作『春にして君を思う』とカップリングのDVDが出ているらしい。
日本では一般公開されずブルータス座で見た『ムービー・デイズ』というのもよかったが,フリドリクソン監督はその後あまり情報を聞かない。永瀬正敏もそれほど活発に仕事をしていないし。

2004/08/12

仮想敵

スラッシュドットの日記で珍しく翻訳を途中で投げ出さないで続けているのは,心ないACにバカにされてむかついたという理由のほかに,Wikipedia を応援していきたいという気持ちがあるから。

Jimbo の回答は短くてそれじゃ物事を単純に捉えすぎじゃないかと思う部分も多々ある。前にもどこかで書いたとおり,テーマの広がりがあまりなさそうなことを考えると,インタビュアーがシーケンシャルに回答を引き出していく従来型のインタビューのほうが適当だったんじゃないかなと思う。IRC で主要部分を作った後でメールで補強するというような形でもいいかもしれない。

しかし彼の楽天的な発言には非常に勇気づけられた。やっぱり Wiki でインフラを作るという考え方は正しいと思う。

そこでだ。Wiktionary という Wikipedia の兄弟みたいなプロジェクトがあって,2言語辞書(英和辞典)もすでに編集中ではないか。これを育てていけばいい。

とりあえず仮想敵は英辞郎だろう。ソースがクローズドで出所が怪しいからいつまでたっても信頼度は向上しない。履歴をオープンに残すのが正しいやり方だ。Jimbo によると執筆陣は確保できる。出版社が苦しむが,どのみち斜陽なので関係ない。それに,携帯用電子辞書でも学習用の抜粋でもいいけど,商業的派生物を作って売るという手もある。

でも,言葉を扱う辞典のほうが,方針を決めるなどの面では百科事典よりも数段大変というかまとめるのに時間がかかりそうで,バザール方式に向いているかどうかは微妙なところ。
先行する辞書の著作権はどこまでを認めるのかという点も素人にはなかなかわかりにくいし。

リリカ

リリカさんの日記,最初の頃はよく読んでいてアンテナにも入れていたけれど,コメントがうざくてアンテナからも外してしまってしばらく経つ。久しぶりに見たらコメント欄を停止したようだ。また巡回対象に入れようかな。
2人の会話にうんざりするくらい固有名詞が出てくる(恋の初期には、相手が自分にぴったりであることを確認しあいたくて、じっさいそんな会話をすることはあるとおもうけれど――個人的には、そういうゲームは遠慮したい。だってそんなルールじゃ簡単すぎるもの)。
(単純でない情熱)

この一節を読んだときにあまりにかっこよくてくらくらきてしまった。特に「だってそんなルールじゃ簡単すぎるもの」のところ。外国文学を読んだときに,たまにこういう感じにとらわれることがある。

ところがもう一度読み返してみるとそうでもない。あの感覚はどこへ行ってしまったんだ。

[2005年1月8日追記]周知の通り,リリカさんはプロフィールがウソだとばれたとかで,はてなをやめてしまった。初期に公開していた榎本加奈子を上品にしたような写真はだれのものだったのだろう。

2004/08/10

中川五郎

ブコウスキーの翻訳などで知られる中川五郎さんが,26年ぶりにシンガーとしてアルバムを出したことが朝日新聞の記事で取り上げられていた。アルバムのタイトルは『ぼくが死んでこの世を去る日』
愛だの恋だのだけじゃない音楽が聴けるものと期待している。
サイトを見ると,もうすぐツアーもやるようだ。

ブコウスキーの訳者としてだれがベストなのかは,訳を比較対照してみたわけでもないのでわからないが,中川さんの文章はテンポとか言葉遣いに関して悪い印象をもったことがない。

ジョン・ファンテの息子ダン・ファンテの小説も訳したそうで,楽しみだ。

2004/08/08

555

井上敏樹『仮面ライダーファイズ正伝–異形の花々–』(講談社)8月中旬刊行だそうだ。仮面ライダーブレイドのサイトで知ったのだが,白倉プロデューサーが「今年読んだ小説で、いちばん面白かった!」と激賞。これは買わねば。

テレビシリーズの555は,ゴルフ中継による放送休止の週が腹立たしく思えるほど毎週楽しみにしていたけど,落ちのつけ方に不満が残ったので,同人誌なんかでおもしろいノベライズをやってる人がいたら読んでみたいとかねがね思っていたのだ(それは明白な著作権法違反だけど)。脚本家本人の手になるものなら文句なし。

講談社マガジンノベルズというと,和泉正喜による換骨奪胎もの『仮面ライダー―誕生1971』も出している。この作品は,仮面ライダーとして見ると違和感あるが読み応えのあるものだった。借りたのは設定と人物の一部だけという感じだが,もちろん著作権者の了解を得てしかるべき手続きをとっている。著作権による保護期間をもっと短くして,こういうのがもっと出てきやすくしてもいいのになあという気持ちもある一方,どれだけ期待に沿う水準のものが出てくるのかわからないという不安もある。

また白倉さんのところにトラックバック打ってみるけど,Haloscan は UTF-8 じゃないと文字化けするんだよね。前回は失礼しました。トラックバック ping のときに文字コードを変える方法がわからないので,抜粋を英語にしてみて再挑戦。また化けていたらごめんなさい。

2004/08/06

誕生日の

自分の生まれた日のナンバーワン・ヒットが何だったかを知らせてくれるサイトがある。
なぜかメールアドレスを入力するようになっている。

やってみたら,アメリカでは “Respect” (Aretha Franklin)
イギリスでは “A Whiter Shade Of Pale” (Procul Harem)
だった。素晴らしい。

2004/08/05

アメリカ合衆国憲法

アメリカの憲法は、制定以来200年以上、一字一句手を加えられていません。必然的に時代遅れになっていく憲法に処するには、レッシグいわく、「原文主義」(起草者の意図重視)と、「翻訳」(現代的に読み替える)の2つの道がある。
著作権はインセンティブ? (3)

「一字一句手を加えられていない」というのは明らかな間違い。第5条は改正に関する規定で,現に修正第何条という言い方でよく知られている条項がいろいろある。奴隷制廃止とか,黒人に対する選挙権を認めた条項とか。
ただし,もともとある何条の文言を変更して修正第何条にするというやり方ではなくて,条文を付け加えていく形なので,増補と呼ぶ方が正確かもしれない。飛田茂雄さんは「補正」という呼称はどうかと提案していたが,とくに受け入れられた気配はない。いわゆる禁酒法は修正第18条,それを無効にしたのが修正第21条。

しかしこういう誤解はどこから生まれたのだろう。レッシグがそう書いていたのか。

[追記]これを受けてトラックバックをいただいた。
A Study around Super Heroes
明らかな間違いなんだそうで
そーかな? では訂正。アメリカの憲法は、制定以来200年以上、「本文に」一字一句手を加えられていません。

2004/08/03

ブコウスキー久々の新情報

mixi のブコウスキーコミュニティで映画関係の方が投稿されてて知ったのだけれど,"Bukowski: Born Into This" というドキュメンタリー映画が今年アメリカで公開されたようだ。Wikipedia にもそれについての記述がある。日本でもぜひ上映してほしいものだ。たぶん行けないと思うけど。

今年はブコウスキー没後10年だったのに,命日あたりでは特にイベントもなかった(日本では)。8月16日が誕生日らしいので,何かやろうか。といっても自宅で一人酒を飲むだけだが。

2004/08/02

出版や組版などの情報

はてなダイアリー生活日報というのを発見。タイポグラフィや出版,書店の情報に非常に詳しい。いやーこういうのを待ってたんです。

そこでも青山ブックセンターの再建について述べられている。洋販が支援するらしいけど,東京ランダムウォークと競合してしまうのか? ともあれ収まるべきところに収まりそうでよかったよかった,ということにしたい。

[2005年1月8日追記]その後,生活日報はかなりの人気を集めることとなったのは喜ばしいのだが,いつごろからか表示形式が変わって,1ページの表示日数が1日になってしまった。これすごく不便なんだよねー。記事1本1本はそんなに長くないのだから,複数日表示してくれたほうがありがたいんだけどな。ほかにも1ページの表示日数が1日という人はいるけど,読む側からすればけっこうなストレスだったりする。毎日チェックする人にとっては別にどうってことはないけど。

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