2010/01/24

警官の血

新直木賞作家(つい最近知った。もう大家だと思うのになぜ今頃授賞するのだ……)佐々木譲『警官の血』上下巻が新潮文庫になっていたのでぽつぽつと読んでみた。

上巻を買ったのはいつだったか覚えていないが、下巻は、金曜日に大阪に行った帰りにキオスクで買って新幹線の車中で読んだ。この本の中でいちばん印象的だったエピソードが、警官3代目の潜入捜査の話。主人公が付き合う相手の女性消防士の顔を現実の人に当てはめて読んだから。

帰りののぞみで、後から乗ってきた細身のクールビューティーが、通路側に座っていた俺の脇を通り過ぎてからまた戻ってきて、隣に座っていたオヤジに声をかけた。「あの、私その席なんですけど」
声をかけられたオヤジが切符を出して番号を確かめるのをつい見てしまったけど、たしかに彼の席はその一つ後ろだった。それを見てクールビューティーは、「あ、いいです。私が後ろに座りますから」と言ってさっさと後ろの席に座ったのだった。

かっこいい!隣に座れなかったのは残念だが。というわけで、小説を読み進めて若くて颯爽とした女性が出てきたときには有無を言わさずその女性の姿を頭に浮かべたのであった。

警官の血〈上〉 (新潮文庫)
410122322X

警官の血〈下〉 (新潮文庫)
4101223238

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