2007/03/13

Haruki Murakami

村上春樹のチャンドラー新訳が予想通り大きな評判を呼んでいる。
考えてみれば、この人の翻訳業界に対する影響力はとても大きい。今の新訳ブームも、直接のきっかけは多分サリンジャーの新訳だろうし、かつてフィッツジェラルド再評価の流れを作ったのも彼。もっと言うと、英文学研究の世界でアメリカ文学の位置を高めたのもこの人だったとさえ言えるのではないか。単に学生を呼び込んだだけでも大きい。実作者がこれだけの影響力を持った例は他に知らない。翻訳出版業界としては、彼に続くスターを育てたいところだろうけど、こればっかりは作為的に仕掛けてどうにかなるものでもない。

Comments: Post a Comment



<< Home

This page is powered by Blogger. Isn't yours?