2006/05/12

六ヶ所村その後

以下,美浜の会のメールニュースを転載。

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美浜の会メール・ニュース06-17です。
転送・転載歓迎です。

■原燃は4月28日に初めて放射性廃液を海に放出しました。しかし、その実態はほとんど隠されています。原燃に電話をしても、「放射能核種や放射能量については、月毎にまとめて報告することになっているので、4月28日の放出分について個別にその内容を明らかにすることはしない。4月に放出した分は、5月末か6月初めに月単位で報告する」と言うだけです。
 現在のところ、新聞報道から分かるわずかな情報を元に、海洋放出の問題点に関する暫定的なメモを当会のhpにアップしています。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/sea_hoshutsu060510.htm
○再処理試運転後初の放射性物質含む廃水放出 デーリー東北 2006/04/29
http://www.daily-tohoku.co.jp/kakunen/news2006/kn060429a.htm

 ・原燃は今回放出したトリチウムについて「管理目標値の1億分の1」と言っています。それが事実だとすると、今回の放出には、アクティブ試験で出た放射能はまだほんの少ししか含まれていないことになります。その意味では、本格的な海洋放出はまだこれからということです。しかし、それでも、普通の海水に含まれるトリチウム濃度の約600倍に相当します。

・本格運転になれば、2日に1回の割合で600トンの廃液を海に放出します。その時には、原発に適用されている濃度限度の2700倍ものトリチウムが放出されることになります。裏返せば、原発に適用されている濃度限度を適用すれば、年間800トンの再処理は不可能で、その2700分の1、すなわち約0.3トン/年の使用済み核燃料しか再処理できないことになります。これでは、2兆円もかけて作った再処理工場の運転は事実上不可能となります。だからこそ、再処理には、海に放出する放射能の濃度限度を設けていないのです。それほどまでに放射能を放出しなければ運転できないのです。

■天気予報と同じように少なくとも「放射能予報」を出すべきです。5月16日に原燃と青森県に申し入れに行きます。
 海洋放出についても、大気への放出についても、また事故情報についても、原燃はほとんど情報を公開していません。そのため、青森県・岩手県・首都圏・中部・関西圏の諸団体と共に、情報公開のあり方を抜本的に改善するよう原燃と青森県に申し入れに行きます。また、東京の方を中心に、同様の内容を国の原子力安全・保安院に申し入れます。
 ・4月28日に海に放出した全ての放射能核種と量について公表すること。
 ・「放射能予報」をテレビ・ラジオ・新聞などで行うこと等。
  現在は、後になって放出の結果を知るだけです。放出時間や風向きなどを事前に知ることができれば、少なくとも子供達を外出させない、学校では校庭に出ないようにする、海岸では遊ばないようにする等々の準備ができます。天気予報や花粉情報のように事前に「放射能予報」を出すべきです。
 天気予報は当然はずれることもありますが、「雨が降る」という予報があるからこそ傘をもって出かけることができるのです。「放射能予報」は、原燃が全てを把握しているわけですから正確に出せます。何日から何体の使用済み核燃料をせん断すると決めるのは原燃です。そうすれば、何日何時から大量の放射能が出ることは分かっています。少なくともそれを「放射能予報」として出せるのです。前日・一週間・一月の予報が出せるはずです。
 ・五感に感じない放射能という毒物を何の予告もなしに放出し続けることなど許されません。「放射能予告」という形で放出されている事実を各自が自覚することによって、反対の声を大きくすることにもつながっていくのではないでしょうか。

2006年5月11日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 
TEL 06-6367-6580  FAX 06-6367-6581
http://www.jca.apc.org/mihama/
mihama@jca.apc.org

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